【研究シーズ特集】第2回 北見工業大学
KNIT連携機関である4大学がそれぞれ編集している“研究シーズ集”。
この1冊は、“知”の総覧であり、各大学それぞれが日進月歩する大学の研究状況を更新しています。
異分野meetup 2021では、各大学の研究シーズ集編集担当部門に、学外の方へ向けた活用方法や、自分の研究を掲載したい時にどうすれば良いか、また各大学の研究の特色について、KNIT事務局がお話を伺いました。
第1回 室蘭工業大学
第2回 北見工業大学 ← 今回はここ
第3回 帯広畜産大学
第4回 北海道大学
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第2回目にご紹介する大学は、国立大学法人北見工業大学です。
研究シーズ集の編集担当は、研究協力課産学連携担当の皆様です。
今回はこちらで係員として働く、泊 晋 さんに、活用方法についてお話を伺いました。
北見工業大学の研究シーズ集は、毎年全研究者へ向けて掲載依頼を行い、新任の先生には新任教員レクチャーの際にも掲載のご依頼をしているそうです。
「新任の研究者の先生には、まだ掲載する内容がないと言われてしまうこともあるのですが、“先生方の自己紹介”と考えて構成・編集していることをお伝えしています。」と泊さん。こうした取組を続けた結果、掲載シーズ数は5年前と比較して2倍となったとのことです。
このように積極的に研究発信を行っている北見工業大学は、日本最北にある国立大学法人であり、大学の知を地域・国際貢献に繋げるため、冬季スポーツ科学研究推進センターや、オホーツク農林水産工学連携研究推進センターなど、重点的研究分野を推進する4つのセンターを学術推進機構に設置しました。それぞれのセンターは、競技や第一次産業の現場と関係を深め、研究知のより一層の活用を進めているそうです。
「研究して農作物の収穫が増えるのか?」と聞かれることもあるそうですが、まずは大学に相談することへのメリットを地域の多くの方に感じていただくためにも、先生方が自らの研究紹介を地域に周知することに役立つ研究シーズ集の充実に力を注いでいるという泊さん。泊さんは、「オホーツク地域にある国立大学として、地域の知の拠点になり、オホーツクという土地を発信したい。」と熱い展望をお持ちです。
北海道は広く、地域によって自然環境も大きく異なります。
北見工業大学の研究シーズ集には、寒冷地に特化した研究テーマも数多く含まれています。まずはお気軽に手に取ってご覧いただくと、新しい発見があるかもしれません。
北見工業大学研究シーズ集URL
北見工業大学 社会連携推進センター
シーズ集へのお問合せ: kenkyu04@desk.kitami-it.ac.jp
※お問合せ事項の選択がわからない場合でも、まずはお気軽にご連絡ください。
取材協力:北見工業大学 研究協力課 産学連携担当 泊 晋 さま
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【研究シーズ特集】第1回 室蘭工業大学