異分野meetup week 2020 帯広畜産大学オンラインセミナー「畜大型子育てサポート制度」を開催しました(12/2)
2020年12月2日(水)、オンラインにおいて、帯広畜産大学オンラインセミナー「畜大型子育てサポート制度」を開催しました。
このセミナーは、北海道の6つの連携機関が共同して組織する北海道ダイバーシティ研究環境推進ネットワークが主催する異分野meetup week2020の中で実施されました。
毎年実施している帯広畜産大学男女共同参画推進室セミナーを今年度はmeetup weekに合わせて開催という形で実施いたしました。帯広畜産大学の授業時間帯と重なっておりましたが、本学のみならずKNIT共同機関も含めて約45名の方にご参加いただきました。今回は、畜大のサポート制度の中の一つ、「研究支援員制度」を利用されている獣医学研究部門の上川昭博先生と人間科学研究部門の中馬いづみ先生にご自身の研究内容やご家族のことを踏まえてお話しを伺いました。
上川先生は、研究の遂行には妊娠マウスを維持することが必要不可欠で、研究支援員にその管理をしてもらい、研究がスムーズに行えるようになった一方で、研究者として「ライフを優先していて大きなラボに勝てるのか?」という不安や、ワークを優先して家族に「ごめん」と言う回数が増えてしまうという葛藤についてお話していただき、お父さん研究者の悩みを共有できたと思います。
植物病理学ご専門の中馬先生は、同じく子育て世代の研究支援員に植物の管理をしてもらっているだけでなく、精神的にも支えられているということや、旦那さんの仕事への理解は大きいけれど、本学着任のためにご家族離れ離れになり、お子さんと2人で来られたこと、その時は本学のサポート制度が不十分で生活の基盤を作るために苦労した時を振り返り、これから大学として、男女共同参画推進室として、取り組むべき方向性を前向きに話してくださいました。
両先生の経験に基づく貴重なお話は、今後の子育て世代や子育て世代をサポートする管理職の方々へ響くものだったと思います。お忙しいところご参加をいただきありがとうございました。