異分野meetup week 2020 研究者コミュニティサロン「多様<性>のネットワーキング:セックス・ジェンダー・セクシュアリティ研究・教育が紡ぐ私たちの未来」を開催しました
2020年12月1日(火)、北海道大学 大学院文学研究院 欧米文学研究室教授 瀬名波 栄潤先生主催による研究者コミュニケーションサロン「多様<性>のネットワーキング:セックス・ジェンダー・セクシュアリティ研究・教育が紡ぐ私たちの未来」をオンラインで開催しました。
このサロンは、北海道の6つの連携機関が共同して組織する北海道ダイバーシティ研究環境推進ネットワークが主催する異分野meetup week2020の中で実施されました。以下、瀬名波先生よりレポートをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
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MeetUp 2020イベントのランチサロン「多様<性>のネットワーキング:セックス・ジェンダー・セクシュアリティ研究・教育が紡ぐ私たちの未来」に30名以上が参加し、ネットワーキングのための有意義な時間となりました。
サロンでは様々なご意見をいただきました。その中で、大学院共通授業として開講している「性差研究入門」と言う授業に加えて、院生のための研究発表と意見交換の場を作ってはどうかという案は特に有効だと思いました。授業だけではどうしても受け身になりますが、院生が自分の研究をセックス・ジェンダー・セクシュアリティに結びつけて発表し意見交換する場は、学生たちに授業での知見をアウトプット(発信)するよい機会と思います。言ってみれば、「『性差研究入門』放課後サロン」です。その案では、文学研究院の応用倫理・応用哲学研究教育センター(CAEP)と法学研究科附属高等法政教育研究センター(それに理系のセンターやダイバーシティ研究環境推進室が共同してサロンを開設、希望する院生が自由に15分程度発表をして意見交換をするという形態です。学内のセンターが公的に主催するので、このサロンでの発表は院生等の業績にもカウント(しようと思えば)できます。「性差研究」受講生に(エキストラポイント(授業評価加点)でも設けて)発表を奨励すれば、手を上げる学生は多いと思います。性に関する学際的研究ネットワーキングも進むと思われます。
サロンの開催はそう難しくないように思います。院生に話して反応がよければ、実現に向け検討したいと考えています。