【研究シーズ特集】第1回 室蘭工業大学
KNIT連携機関である4大学がそれぞれ編集している“研究シーズ集”。
この1冊は、“知”の総覧であり、各大学それぞれが日進月歩する大学の研究状況を更新しています。
異分野meetup 2021では、各大学の研究シーズ集編集担当部門に、学外の方へ向けた活用方法や、自分の研究を掲載したい時にどうすれば良いか、また各大学の研究の特色について、KNIT事務局がお話を伺いました。
第1回 室蘭工業大学 ← 今回はここ
第2回 北見工業大学
第3回 帯広畜産大学
第4回 北海道大学
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第1回目にご紹介する大学は、国立大学法人室蘭工業大学です。
研究シーズ集の編集担当は、地方創生研究開発センター(CRDセンター)とのこと。今回、同センター准教授 柴田 義光 先生に活用方法についてお話を伺いました。
室蘭工業大学の研究シーズ集は、毎年全研究者へ向けて自身の研究紹介に関する内容の更新を依頼しているとのこと。研究シーズ集への掲載内容は、研究者が提出した下原稿を基に相談しながら進めるそうです。
柴田先生は、「研究内容の書き方次第で人が集まる。なので、専門外の方が読んで面白く感じる書き方について、相談してもらえると嬉しい。」とのこと。
このように工夫しながら発信している研究シーズ集ですが、学外からの問い合わせは、飛び込みより、紹介によるお問い合わせが多いそうです。
「大学の研究について気軽に相談できる人がいると、大学の“知”(研究者)につながりやすいので、“こんな相談を大学にしていいのかな”と思わずに、先ずは私に問い合わせてください。些細な問合せや相談程度なら料金が発生することにはなりません。そこから話が発展し、一緒に研究したい、あるいは指導して欲しいという段階になれば、共同研究や学術指導などの契約を結び、(次のステップに)進むことになります。」と柴田先生。
柴田先生は、問い合わせや相談については、“答えることも大学の役目”と、関連のありそうな先生へ必ず繋げることを大切にしていると話していました。
室蘭工業大学のシーズ集では、“繋がる”を実現するために、現在の研究内容だけでなく得意とする専門の研究領域やキーワードがわかるように、“研究者データベース”へのページリンクを必ず併記しているとのことでした。
最後に、柴田先生から研究シーズ集一押しメッセージをいただきました。
「室蘭工業大学の研究者は、未来に繋がるチャレンジャブルなテーマにも取り組んでいます。また、研究者の保有装置の情報も掲載されています。装置ノウハウを持ち、経験豊富な研究者に相談することが可能ですので、ぜひお問合せください。」
一人で実現が難しいアイデアが浮かんだ時、室蘭工業大学地域創生研究開発センター(CRDセンター)へ相談してみると、心強いヒントがもらえるかもしれません。
室蘭工業大学研究シーズ集
室蘭工業大学 社会連携・産学連携ページ
お問合せ
※お問合せ事項の選択欄は、“共同研究、受託研究、奨学寄附金に関すること”をお選びください。
取材協力:国立大学法人 室蘭工業大学 地域創生研究開発センター(CRDセンター)
准教授 柴田 義光 先生
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