異分野meetup week 2020 室蘭工業大学主催キャリア形成のためのランチタイムセミナー「研究者のススメ、室蘭のススメ」を開催しました(12/2)
2020年12月2日(水)、室蘭工業大学主催キャリア形成のためのランチタイムセミナー「研究者のススメ、室蘭のススメ」をオンラインで開催しました。
このセミナーは、北海道の6つの連携機関が共同して組織する北海道ダイバーシティ研究環境推進ネットワークが主催する異分野meetup week2020の中で実施されました。以下に、当日の様子をご紹介させていただきます。
概要
室蘭工業大学では、例年、女性研究者及び女性技術者のロール・モデル情報の提供の機会とすることを目的とし、 女子学生を主な対象者として「キャリア形成のためのランチタイムセミナー」を開催しております。
今回は、「異分野meetup week2020」の一環といたしまして、本学女性教員による公開座談会「キャリア形成のためのランチタイムセミナー拡大版」とし、 研究者になって良かったと思うこと、研究という仕事の大変なところやつらいところ、室蘭工業大学や室蘭の良いところ等を語っていただきました。 なお、当日は本学の学生・教職員・若手研究者他、他大学の学生・教職員等の参加もあり、参加者は31名でした。
<座談会参加者>
・【司会】山路 奈保子 男女共同参画推進室長
・内海 佐和子 准教授
・太田 香 准教授
・清末 愛砂 准教授
・曲 明 准教授
・澤田 紋佳 助教
レポート
座談会において、次のような意見が紹介されました。
1.研究者になってよかったと思うこと
・自分の関心事を学究的に際限なく追求できること。自分が調査してきたことをまとめて、書籍等で出版できること。好きなことを仕事にできたので、満足。
・興味関心がある分野で深く研究できること。
・自分の考えが形になること。
・会社員と比較して、時間の融通がきくところ。
・研究者だからよいという点は特にない。ただ、研究をすることは好きなので、適職につけたとは思う。
2. 研究という仕事の大変なところ、つらいところ、いやなところなど
・年俸制なので業績でお給料が決まるため、プレッシャーがある。
・締切に追われて、論文や本を書き終わらないかもという不安におそわれることがある。
・締め切りや諸々の用事が重なると大変。
・どんなに授業や雑務(主に後者)で忙しくても進めなくてはいけない。
・研究は好きなので、仕事とあまり思っていない。
・大変、つらい、いやと思ったことがない。
3.室蘭工業大学/室蘭のいいところ
・助教のときから独立して研究室をも運営できたこと。札幌や空港にも比較的近く、立地も良い。
・職住接近。自由に研究できることも魅力。職場としては、室工大が非常に気に入っている。ここよりもいい環境の大学はそんなにないと思う。室蘭は夏は涼しくて、冬は雪が少ないので、極めて快適な場所。
・学生が素直、真面目。 室蘭には遊ぶ場所がないので、研究しかやることがない。
・落ち着いて、自分の研究したいことについて研究することができる。
・大学の近くに安く住める。
・研究に打ち込める。
・研究業績をきちんと評価してくれる。