KNIT a Network!ロールモデル座談会“大塚賞スペシャル”開催報告(5/27・6/3)
『KNIT a Network!研究者交流会』は、大学運営を担っている多様な仕事をテーマに様々なゲストを迎え、インタビュー方式によりゲストの人生、仕事内容などを語っていただく企画です。
2021年度最初となるロールモデル座談会は、“大塚賞※スペシャル”と題して、全2回のプログラムでお送りしました。プログラムの中でお届けしたインタビュー動画は、このページの後半でご覧いただくことができます。
※大塚賞とは:「北海道大学大塚賞」
レポート
5月27日(木)12時20分より、「2020年度大塚賞スペシャル第1回:北海道大学大塚賞とは?大塚先生にインタビュー」と題して、スタジオゲストとして新渡戸カレッジ教育研究部特任准教授繁富(栗林)香織先生と共に、本学名誉教授の大塚榮子先生へのインタビューをお届けしました。
続いて翌週6月3日(木)12時からは、「2020年度大塚賞スペシャル第2回:北海道大学大塚賞 2020年度受賞者インタビュー」と題し、2020年度に実際に大塚賞を受賞された皆様の中から7名の方のインタビューをお届けしました。
第1回、第2回とも、40名を超える参加をいただきました。
お申し込み、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
配信に先立って募集した事前質問では、博士課程に進学するにあたってのライフイベントに関する不安や、博士号を取得したらどのようなことができるのか、など未来に向けた質問をいただきました。
ライフイベントに関する質問は、“女性研究者は、結婚や出産をあきらめなければならないのではないか、両立は難しいのでしょうか”という内容でした。研究と、結婚や出産などライフイベントの両立方法は人それぞれですが、繁富先生の経験談では、「難しいかどうかといわれれば、簡単ではないけれども、困ったことより楽しいことが多い」とのこと。さらに「不安なこともあったが、いざ結婚や出産をしてみると、相談できる相手が周りにも意外といるもので、そういう人たちと一緒に研究することで、周りをもっと頼っても良いのだと気が付くことができた」とおっしゃっていました。
博士号を取得したらどのようなことができるのか、という質問には、Ree-DのDJ藤井から現役博士課程学生に取材したことを回答させていただきました。学部・修士時代と博士課程・博士号取得で大きく異なることは、研究を進める際の自立性とのこと。博士号を取得した暁には、博士課程で培われる知識の増やし方や、新しい課題を設定して主体的に研究を進める力を活かした働き方や研究ができるようになるのではないか、とお伝えさせていただきました。
Knit a Network! ロールモデル座談会 大塚賞スペシャル全2回でお届けしたインタビュー動画は、下記よりご覧いただくことができます。
大塚榮子先生のお話や、2020年度大塚賞受賞者の皆様の研究や博士課程のお話をぜひご覧ください。
これからもロールモデル座談会を開催していきます。お楽しみに!
大塚榮子名誉教授インタビュー
2021年3月撮影
2020年度大塚賞受賞者インタビュー
10名の受賞者の中から、弊室で設定したインタビュー日時にご対応いただけた7名の受賞者にお話を聞きました。